平ヶ岳
  (池ノ岳山頂にある姫の池の池塘)

 日にち:18.7.31〜8.1(清四郎小屋前泊、テント1泊の2泊3日)

 同行者: Iさん Sさん Yさん

 道順: 新幹線浦佐駅〜奥只見〜尾瀬口〜鷹ノ巣(往路を戻る)

      清四郎小屋〜テント場 8時間/テント場〜清四郎小屋 6時間半(含休憩)

 天気: 鷹ノ巣泊の1日目は晴れ。2日目の登山は晴れ高曇り。下山の3日目は雨。

 お勧め度:★★★★★       

日帰りでは、
20指にあまる種類の花々と
尾瀬に勝るとも劣らぬ池塘群をゆったりと楽しめません。
中ノ岐林道(いわゆる皇太子ルート)ではお手軽すぎて感動が薄れます。
やはり鷹ノ巣ルートテント山行が満足度が大きいのでは。
難点は車を使わないと、登山口までたっぷり1日かかることです。
それと幕営自体が山に負担をかけること。

 留意点:尾瀬口から鷹ノ巣までのバスは予約が必要。
      奥只見インフォメーションセンター025−792−7300



山行計画書


地図

実際に登ってみて・・・

雨が続いていたので、下台倉沢を渡れるか心配したが、
3m幅で、丸太の橋もかかっているしコンクリでかためてあるし、増水しても渡れない川ではない。
   

分岐には必ず道標がある。道迷いの心配はないが。雪渓にかくれている時は要注意。

意外なことにゴミが目立つ。とくに山頂。
   

テント山行は静かな楽園を満喫できるが、トイレに自責の念が。携帯簡易トイレが必要か。
  

登山道で見た花
   咲き終わったコイワカガミ、コメツツジ、ツルアリドオシネバリノギラン、ゴゼンタチバナ、
   マイズルソウ、ママコナ(ミヤマママコナ?葉の色が紫)、咲き終わったエンレイソウ、
   ハリブキ、
   蕾のユキザサ、ミツバオウレン、ニガナ、イワオトギリ、コバノトンボソウ
   シラネニンジン(のような)、オオカメノキ
   ミヤマホツツジ、ギンリョウソウ、ハクサンシャクナゲ、アカモノの花と実

台倉清水で見た花
    サンカヨウ、オオバキスキレ

池ノ岳周辺
   イワイチョウ、イワショウブ、キンコウカ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、
   コイワカガミ、
   ショウジョウバカマ、ハクサンコザクラ(水場である平ヶ岳沢の流れの両岸に)
   シラネアオイらしき葉、コバイケイソウの芽や若葉

山頂で見た花
    イワイチョウ、タテヤマリンドウ、キンコウカ(目立つのはこの3種)、、
    ニッコウキスゲ、チングルマ、モウセンゴケ、ワタスゲ
    残念ながらトキソウはなかったと思う。 

清四郎小屋のご夫婦は古き良き田舎の人。
    5月半ばにボートで奥只見湖を渡って小屋開けしたとき、まだ1mの雪だったとか。
    後継者がいないというご主人は72才。こういう小屋はいつまでもあってほしい。


イワイチョウが咲く山頂

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